FAQ

Q. 何の研究をしているのですか?

A. 日本学術会議が定義する「情報学」の研究をしています.

Q 「情報学」は曖昧なので,研究室として具体的になにを,研究しているのですか? 

A. 研究室を単位とした研究は基本理念 3. Be a brave Leaderに反するので行いません.各メンバーは独自の研究テーマをみつけ,本研究室を代表して責任をもって研究を遂行します.

研究テーマは学生メンバーが独自に設定するので...実に多様な研究が行われています.たとえばOBの加藤さんは,わたしの以前の「生命の起源」の計算機シミュレーションに興味をもち,すべてを再構築して,さらに大規模な計算機実験をしました.その研究のなかでの一種のあそびとしてつくった「言語を学習する原始生命系」です. 

Q. なぜ音大や美大でもないのに,音楽や芸術も研究テーマにしているのですか? Why does your lab. do research on Music or Arts?

A. これも本当によくある質問なのですが...まず,なぜ音楽や芸術は「芸術大学のみ」で研究しないといけないのでしょうか?たとえば,わたし(鈴木)はスペインには舞踊家,台湾にはデジタルアート,フランスには作曲家の共同研究者がいます.スペインも台湾もフランスも研究機関にはサイエンティストとアーティストがいて協働して研究しています.たとえば,世界ランキングで5位以内の米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)は,工科大学,といいながら芸術学部や社会科学も強くとても単科大学とはいえません.パリの中心部・ポンピドゥセンターの隣にある,他にも世界的に著名なフランス国立音響音楽研究所(IRCAM)は建物のなかに,日本の理化学研究所に相当する研究機関, INRIAがあり,日常的に協働しています.

また複雑系の理念と存在意義は分野横断的であることです.分野に縛られた考え方は複雑系ではありません,それならば複雑系と名乗る必要もありません.

本研究室は音楽,芸術,哲学と分野にはこだわりません.それは強固な「軸:情報学+複雑系」があるからです.「研究テーマが発散し,ともすると野放図にみえる」のは,軸を中心として発展しているからです.日本学術会議の「情報学の参考規格」に準拠し「複雑系の考え方+情報」により意味や秩序をつくり,社会的価値を創造することをミッションとすれば,必然的に研究テーマは多岐におよぶことになります.

たとえば鈴木は,日本を代表する舞踏のカンパニー 山海塾の舞踏手 石井則仁,フランスの作曲家 Eric MaestriとEmpty Garden (at SHOKKAKU2019) を製作しました.この作品では石井の身体の動きから”触覚”を抽出しT-bitとよんでいる感性・触覚の言語に変換し,Ericが音楽に変換しました.鈴木は触譜の研究を10年以上行っており,この作品はその成果を応用したものです.

たとえば,この作品は「舞踏という身体表現に感性・触覚の情報(T-bit)で意味を与えています」.複雑系の理念にのっとり分野横断的に協働し,情報により意味をあたえる.これが日本学術会議が定義する情報学の研究の一例なのです.

Q. 「あたらしい社会的価値を創造する」って具体的にどんなことですか?

A. 鈴木は触覚・感性の情報化についての研究(触譜,T-bit)を行い,触覚や感性を記号化し情報化することで,たとえば触覚をインターネットで配信することを可能としました.この研究により美容や医療分野にあたらしい分野が生まれようとしています.これは,情報により触覚・感性に意味と秩序(アルゴリズムとしての意味と,アルゴリズムによる分類・評価としての秩序)をあたえ,あたらしい社会的価値(新たな医療分野や新規産業)を創造した例です.

Q. 研究室のテーマはありますか?どうやって研究テーマが与えられるのでしょう?

A. 研究のテーマを教員が与えることは,基本理念 3. Be a brave Leaderに反しますので,原則としてありません.すべてのメンバーは独力でテーマをみつけ,いかなる批判や困難があろうとも,勇気ある単独者として挑戦することが求められます.


Q. What kind of research are you doing?

A. We are researching "informatics" defined by the Science Council of Japan (I have already explained what informatics is?).

Q "Informatics" is ambiguous, so what are you explicitly researching as a laboratory?

A. We do not research a laboratory-by-laboratory basis as it violates the basic philosophy 3. Be a brave leader. Each member will find their research theme and carry out research responsibly on behalf of our laboratory.

Q. Why are you studying music or art even if you are not a music college or art school?

A. Based on the "Reference Standards of Informatics" of the Science Council of Japan and "the idea of complex system + information" as the theme of "creating new meaning, order, and social value in music and art" Because there is. Informatics laboratories do not provide specialized education in music and art.

Q. What is the specific meaning of "creating new social value"?

A. Suzuki conducted research on tactile and Kansei, sensibility informationization (tactile, T-bit), and symbolized tactile and Kansei (sensibility) information and made it possible, for example, to distribute tactile sensations on the Internet. This research is about to create new fields in the fields of beauty and medicine. This is an example of creating new social value (new medical field or new industry) by giving sense and order (sense as algorithm and order as classification/evaluation by algorithm) to tactile sense by information.

Q. Do you have a theme for your laboratory? How are research themes given?

A. In principle, no researcher is giving a research theme because it goes against the basic principle 3. Be a brave leader. All members are required to find a theme on their own. And challenge themselves as courageous individuals, regardless of any criticisms or difficulties.